【転職】病院薬剤師のタイムスケジュール10例!正社員・パート・契約社員の違い

病院薬剤師のタイムスケジュール10例! 転職
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さて、病院薬剤師は忙しいと言われていますが、どんなスケジュールで働いているか分かりますか?

全ての病院で同じという訳にはいきませんが、例として実際にビビネコが経験してきた、院外処方せんを発行していない総合病院の例を紹介してゆきたいと思います!

この記事を読んで、ライフ・ワークバランスのとれた働き方を目指しましょう!

    

正社員の場合

ここから、それぞれの部署、担当毎のスケジュールを紹介します。
表を見やすくするために仕事内容は簡単に書いています。詳しい仕事内容を知りたい方はこちら↓↓↓

調剤室勤務の薬剤師

AM処方監査PM最終監査の担当の一例
  • 8:30
    開院、始業
    ・処方監査(処方せん確認、疑義照会、電話対応)
    ・薬袋管理(処方せんと薬袋を合わせる)
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・最終監査
    ・窓口対応(外来患者へのお薬お渡し、説明)
  • 17:00
    終業
  • 17:30
    退社

1番目は、午前中が処方監査、午後が最終監査の担当になった場合の1例です。
ごくごくシンプルな内容になっていますね。

しかし、処方監査はその日の処方内容、疑義照会の多さ、電話での問い合わせの多さによって業務のキツさが変わります。医師との直接のやりとりも多く、精神的に負担の大きい仕事です。

順調に処方薬の払い出しが完了すれば、残業せずに帰宅できます。

AM一包化PM水剤等担当の1例
  • 8:30
    開院、始業
    ・一包化薬巻き取り、予備監査、修正
    ・薬品不足時補充等、アラーム対応
    ・コンベア対応
    ・余裕があれば最終監査補助
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・水剤調製、ピッキング、麻薬、毒薬調剤、軟膏混合
    ・散薬の粉砕補助(粉砕が混んできた場合)
    ・レブラミド等の患者説明(患者が来た場合)
    ・最終監査補助
    ・持参薬鑑別
  • 16:50
    ・向精神薬・毒薬の帳簿確認、記載
  • 17:00
    終業
  • 18:00
    退社

2番目は、午前中が一包化、午後が水剤メインの担当です。

院外処方を出していない病院では一包化の機械が4台、5台とあり、専属で薬剤師を付けます。
機械の調子が悪く、錠剤の飛びや抜けが多いと、数人で対応しなければいけない場合もあります。

午後の水剤は、小児科があるとそれなりに調剤時間を取られます。しかし最近ではそのような病院の場合は自動分注機を導入していたりして、実際に薬剤師が手で秤量するの件数はさほど多くはありません。
手が空いたら、他の業務にあたります。患者説明が必須のレブラミドなどは、積極的に対応します。

AM最終監査昼当番PM散薬担当終業後薬品説明会の1例
  • 8:30
    開院、始業
    ・最終監査、時々窓口対応
  • 13:30
    昼休憩
  • 14:30
    ・散薬秤量、粉砕
    ・散薬在庫確認、発注
    ・余裕があれば最終監査、持参薬鑑別
  • 17:00
    終業
  • 17:30
    メーカー薬品説明会、2社(1時間程度)
  • 19:00
    退社

3番目は昼の当番が当たっている、通常業務終了後にメーカーの薬品説明会がある例です。

施設により、昼当番を設ける場合と、3つほどのグループに分けて順に昼休憩を取る場合があります。
単純に昼休憩の時間がずれていますね。お腹がすきますが、患者さんは途切れないので誰かが常に対応する事になります。

午後の散薬の担当になると、処方が落ち着いてきた段階で薬剤の在庫を確認し、翌日に備えて発注依頼をします。散薬台や秤量に使用する道具、自動散薬分包機の清掃は、薬剤師がやる場合と助手に依頼する場合があります。

薬品説明会は時間が決まっていますので、それが終了次第帰宅できます。

AMフリーPM一包化当直の1例
  • 8:30
    開院、始業
    ・最終監査をメインに、混雑しているところの補助
    ・レブラミド等の患者説明(患者が来た場合)
    ・看護師への麻薬引き渡し
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・一包化薬巻き取り、予備監査、修正
    ・薬品不足時補充等、アラーム対応
    ・コンベア対応
    ・一包化カセット補充、バラ錠在庫確認、発注
  • 16:00
    当直前休憩
  • 17:00
    当直開始
    ・処方せん受付、ピッキング、最終監査、注射薬払い出し、電話対応
    ・業務が落ち着き次第、当直室で仮眠
  • 翌日8:30
    ・日報作成
    ・業務終了、退社(勤務翌日は振替休日)

4番目は午前中にフリーの担当、当直の例です。
フリーは、全体の状況を把握してスムーズに業務が回るよう、患者さんの待ち時間に極端な差が出ないよう動きます。
当直者は、17:00以降の勤務に備え休憩時間があります。その間に軽食を取ったり、夕食の調達をしたりして休みます。
当直時間に入ると、注射の払い出しも含め全ての業務を行います。助手が補助として処方せんの整理、雑務に付きます。大きな病院では、薬剤師も一人補助につきます。
外来が完全に終了し、入院処方も落ち着けば機械の電源を落としたり、施錠して当直室で仮眠を取ります。翌朝、日報を作成し退社します。翌日は当直明けの休日となります。

製剤室勤務の薬剤師

製剤室の1例
  • 8:30
    開院、始業
    ・予製作成
    ・新規化学療法(抗がん剤治療)のレジメンチェック
    ・高カロリー輸液用薬剤のピッキング(集める)
    ・抗がん剤調製
    ・調剤室補助
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・抗がん剤調製
    ・高カロリー輸液調製
    ・院内製剤調製
    ・TDM
    ・薬品管理室補助(注射個人セットの監査等)
    ・日報作成
  • 17:00
    終業
  • 17:30
    退社

5番目は、製剤室担当者の1例です。

製剤では、抗がん剤調製・IVH調製が医師の調製指示が出しだいになる場合が多く、はっきりとした時間の区切りがありません。
空いている時間に予製の作成や、レジメンチェック、院内製剤作成を時間の無駄が無いように行います。
休日前や大型連休前など、管理室での注射セットが多くなる時は積極的に注射個人セットに入ります。

薬品管理室勤務の薬剤師

薬品管理室+早番(荷入れ当番)の1例
  • 7:45
    出社
    ・入荷薬品の検品、棚入れ、伝票入力(時間外手当あり
  • 8:30
    ・注射処方せん確認
    ・注射個人セット調剤
    ・注射、点滴の病棟定数補充分、払い出し
    ・午前分発注
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・注射個人セット監査、払い出し
    ・臨時の注射薬請求分払い出し
    ・アンプルピッカー薬品補充
    ・伝票処理
    ・発注
    ・日報作成
  • 17:00
    終業
  • 17:30
    退社

6番目は、薬品管理室で早番が当たっている1例です。

発注品の入庫数が多いと予想される場合、あらかじめ数人を早く出勤させて時間外勤務とします(もちろん時間外手当が出ます)。
調剤薬局では開局後に卸業者の納品がありますが、病院では早朝7:00とか7:30とかには納品が完了しているので、始業までに荷入れを行います。

日中は注射薬の払い出しと発注がメインとなります。その合間に、高額薬品の使用スケジュール、発注予定を確認、在庫数、金額の確認などをしていきます。

病棟担当薬剤師

病棟担当薬剤師の1例
  • 8:30
    開院・始業
    ・ナースステーションにて看護師の送り確認
    ・医師の回診同行
    ・病室で患者指導
    ・状況により調剤室の補助(最終監査)
    ・業務の合間に薬歴作成
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・病室で患者指導(注射・吸入指導含む)
    ・薬歴作成
  • 15:00
    ・糖尿病教室講義
  • 15:30
    ・病室で患者指導
    ・薬歴作成
  • 16:30
    ・入院患者内服処方、注射指示確認(翌日指導準備)
    ・新規入院患者のアナムネ(看護師が作成する患者情報)確認
  • 17:00
    終業
    ・必要に応じ、薬歴作成のため時間外業務
    ・日報作成
  • 18:00
    退社

7番目は病棟担当の1例です。
病棟担当のメインの仕事は患者指導と薬歴作成になります。

看護師の送り・医師の回診・糖尿病教室など動かす事のできない業務の間に、患者の在室を見計らって指導に行き、薬歴を入力します。
その日の入院患者数、指導患者数、調剤室の補助などによって業務量にバラつきが出やすい部署です。

治験担当薬剤師

調剤室在籍治験担当兼務の一例
  • 8:30
    開院、始業
    ・当日の治験スケジュール確認
    ・事務作業
  • 9:30
    調剤室業務(最終監査)
  • 12:30
    昼休憩
  • 13:30
    ・調剤室業務(最終監査・ピッキング)
    ・調剤室が落ち着き次第、治験事務局へ
  • 17:00
    終業
  • 17:30
    退社

8番目は治験担当です。
病院による治験実施数に業務量が左右されます。実施数が少なければ、他の業務担当者が兼務として事務作業を行います。

基本的に残業になる事はありませんが、治験事務局や治験担当医師、患者との合同カンファレンスや会議が入る事があります。

医薬品情報業務(DI)担当薬剤師

DI担当者は、DI作業に伴う固定の拘束時間がありません。作業が発生した場合に都度時間を充てます。

パート・契約社員の場合

パート社員の1例
  • 10:00
    出社
    ・調剤室フリー担当(早番なし)
    ・最終監査
    ・ピッキング
    ・麻薬調剤・軟膏混合・水剤調剤
    ・一包化巻き取り・修正・予備監査・カセットへの薬品補充
  • 12:30
    昼休憩(当番なし
  • 13:30
    調剤室フリー
    AMと同じ業務
  • 16:00
    退社(残業なし

9番目は、10:00~16:00勤務パート社員の1例です。

時間外勤務、昼当番、早番、当直はありません。よっぽどでない限りきっちり時間内に退社できます。
また、スケジュールをみて分かる通り、業務は調剤室のみであまり込み入った業務には付きません。
もちろん、能力が高くて自らどんどんできる場合は任せてもらえますし、重宝されます。

今回は実質5時間勤務の条件としましたが、超短時間勤務でも昼休憩がないだけで基本同じです。
病院によっては、超短時間勤務の場合、時給がかなり高くなる場合があります。

契約社員の1例
  • 8:30
    開院、始業

    調剤室フリー担当(早番なし)
    ・最終監査
    ・ピッキング
    ・麻薬調剤・軟膏混合・水剤調剤
    ・一包化巻き取り・修正・予備監査・カセットへの薬品補充

  • 12:30
    昼休憩(当番なし)

  • 13:30
    調剤室フリー
    ・AMと同じ業務
  • 17:00
    終業、退社(残業なし

10番目は、契約社員の1例です。

こちらも、早番無し、昼当番なし、当直無し、時間外勤務なしです。
業務内容もパートとほぼ変わりませんが、長い時間働くため自然パートよりも様々な仕事ができるようになってきます。

契約社員で働くと、勤務時間は長くなりますが、時給ではなくボーナス支給のある給与体系になったり、年俸制となるパターンもあります。パートよりもかなり良い年収を稼ぐ事ができるのはメリットですね。
さらに、正社員ではないので研究発表や転勤もありません。給与は正社員より劣ります。

まとめ

今回は、外来院外処方せんを発行していない病院で働く薬剤師の簡単な仕事内容と、そこで働いた場合のタイムスケジュールの例を紹介しました。

今の時代、就職・転職の選択にはタイムパフォーマンスの効率化は欠かせません。
しかし、勤めてみないと分からない部分が多すぎますよね。

いかがでしょう、想像していた通りでしたか?
思ったよりも帰宅時間、早かったのではないでしょうか?

最近では時代に合わせ、時間外業務を減らす動きが強くなっています。
勤務している薬剤師の人数が多く、仕事をシェアできるのも病院の強みです。

どこに勤めても、誰しもみんな最初はできる事が限られます。
しかし、誠実に努力すれば周りの人間は親切に教えてくれますし、何歳でも必ず成長してゆきます。

あまり心配しすぎず、飛び込んでみるのが良いのでは、と思います。
ビビネコもそうやって沢山の職場を経験しました。今はその色々な職場で働いてきた経験が、逆に転職の強みになっていますよ。

この記事を参考にして良く考え、転職先とのすり合わせをしっかり行って下さい。
そしてワーク・ライフバランスの実現、就職・転職を成功させましょう!

\ビビネコも登録・利用中の転職エージェント/

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