こんにちは!
ご訪問ありがとうございます。茶道をきっかけに、着物を着始めて20年弱になるビビネコです。
皆さん着物を着たあとで、「振りから長襦袢が出ている!」と困った経験ありませんか?
着物はモノによって袖丈が異なり、振りから長襦袢が出てしまう事があります。
今回の記事では、
- 誰でもできる、簡単な応急処置の方法3つ
- 振りから出る原因とお直しについて
- 応急処置もお直しも必要ない長襦袢とは
という内容で進めてゆきます。
ちょっとした工夫でそのまま着られるアイデアは、知っておいて絶対に損はありませんよ!
ぜひ最後までお付き合い下さいね!
また、長襦袢が袖口(手首のところ)から出てしまう時の応急処置、対処法はこちら↓↓↓の記事になります。
着物を着たあとでも大丈夫!応急処置の方法3つ
①着物の袖を一か所縫いとめてしまう
まず一つ目は、着物を縫ってしまう方法です。
着物の振りが開いているから出てしまう。ならば振りを閉じれば良いという事になります。
しかし、全て閉じてしまうとおかしいので、一か所だけ縫い留めます。
今回は指でつまんだあたりを縫います。縫う高さに決まりはありませんよ。
長襦袢が出る所を縫いましょう!
目立たないところに針を刺します。
拡大するとこんな感じ。
袷なら、裏地を縫い留めた方が目立たないです。
できました!
これで、これ以上袖が飛び出してくることはありません。
②袖の内側から襦袢と着物の袖を安全ピンでとめる
長襦袢の袖と、着物の袖を一緒に安全ピンで留める方法です。
画像のように、内側から長襦袢の袖と着物の袖をまとめてピンで留めます。
この時、着物の外からはピンが見えないように裏地をすくいましょう。
③襦袢の「振り」を三角に折り上げて安全ピンでとめる
出てくる部分を折り上げてしまいます。
長襦袢の袖だけをざっくりと留めるだけなので簡単です。
画像では長襦袢が中でどうなっているか分かりやすいように、外に出して重ねてみました。
着物の振りから長襦袢の袖が出る原因
- 着物の袖丈が長襦袢の袖丈より長い
- 肩巾・袖巾が着物と合っていない
袖丈、肩巾、袖巾が合っていないと、着物の袖の中で長襦袢の袖がずれてしまい、振りから飛び出ます。
お直しする事で、袖がピタリとあった美しい着姿になります。
着物の袖丈、肩巾、袖巾自分で直せる?
着物の袖丈は、簡易的になら自分で短くできる
正式な場面には着ない、という場合なら簡易的に短くできます。
しかし着物の袖は目につくので、自宅で着る時以外はお直しに出すのが一番です。
肩幅・袖巾は難しい
肩巾、袖巾になると、素人に直すのは不可能です。
どうしても着たい着物なら、お直しに出しましょう。
お直しに出すとしたら?相場は?
着物・襦袢の袖丈、肩巾、袖巾を直す場合の相場は6,000~10,000円程度です。
呉服屋さんに持ってゆくか、ネットショップに頼みます。
直して欲しい寸法がわかればそのサイズ表と着物を預けますが、分からない時は一緒に着る長襦袢と共に預けると間違いありません。
袖の悩みが解決する、筒袖長襦袢
筒袖なら、裄も袖丈も気にする必要なし
お直しはお金がかかるし、面倒!という方は、筒袖の長襦袢・半襦袢がおすすめ。
裄も袖丈も関係なく着られます。
こちらの筒袖半襦袢は、衿がレースなので一年を通して着られて便利。替え袖もありますよ。
デメリットは着物の袖口が汚れやすくなること
着物の袖口が直接皮膚に触れてしまうので、汚れやすいのが難点です。夏は汗汚れも付きやすい。
クリーニングでは汗抜きも一緒にすると良いでしょう。
ビビネコはクリーニングだけの時はこのショップを利用しています。汗抜きを追加すると、肌触りが良くなり、サッパリと気持ち良いですよ。
替え袖タイプは、袖丈にバリエーションがあるものも
筒袖で着られて、替え袖も付けられる洗える長襦袢。
安心の衿秀です。
少しお高いですが、替え袖には49cm以外に53cm、57cmもあります。またオーダーで替え袖を作る事もできるので、長襦袢を沢山持ちたくないけど着物の袖は直したくないという方におすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、着物の振りから長襦袢が出る時の応急処置とお直しについて解説しました。
手持ちの着物が増えてくると楽しい分、悩みも出てきますよね。
しかし、うまく工夫して色々な場面、色々な着物をリーズナブルに楽しめたら最高です。
せっかくの素晴らしい日本文化、みんなで盛り上げてゆきましょう!
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