こんにちは!ご訪問ありがとうございます!
着物を着始めて20年になる表千家茶道講師のビビネコです。
現在も毎週のお稽古、年に2~3回の泊りがけの研修に着物で参加する生活。
このブログの着物カテゴリーでは、着物まわりでお役に立つこと、着物ライフがより快適になる商品を紹介していますよ。
突然ですが皆さん、着物を干す時、着物ハンガー使っていますか?
着物ハンガーを持っていない方は、
- 着物ハンガーを買うほどではない
- 着物ハンガーを買っても掛ける所が無い
- 余計な物を増やしたくない
- できれば普通のハンガーを使いたい
こんな風に思っているのではないでしょうか?
実は、今ビビネコは着物ハンガーを持っていません。
着物を着始めの時は、使っていました。
折り畳みのものや、100均のバスタオルを掛けられる長いタイプなど。
ですが、使う時にいちいち組み立てる、また仕舞うのが面倒。
または使っていない時に大きくて邪魔になる。
それが嫌でやめてしまいました。
この記事を見ている方も、着物ハンガーを買うべきかどうか迷っていますよね?
でしたら、まずはおすすめの洋服用のハンガーを使ってみませんか?
それで使い勝手が良ければそのままで良いですし、もしやっぱり着物専用を!という事なら、それから購入すれば無駄がありません。
ビビネコが今使っているのは、マワハンガー。
一時的に干すだけなら、ビビネコ的にはそれで十分!
クリーニング店でもらうハンガーに着物を掛けるのはNGなので、着物ハンガーを使いたくない!面倒くさい!と思っている方は是非最後まで見て行って下さいね!
着物を掛けても大丈夫な普通のハンガー3つ
・マワハンガー
・木製ハンガー
・スポンジハンガー
この3つは、着物を掛けて干しても大丈夫!
ビビネコは家ではマワハンガー、ホテルに泊まるときは備え付けのスポンジハンガーか木製ハンガーに着物を掛けています。
マワハンガーは後ほど詳しく説明しますね。
木製ハンガー、スポンジハンガーとはこんな感じのものです。
一方、避けるべきハンガーはこちら。
・針金ハンガー
・クリーニング屋さんのハンガー
これらはおすすめできません。
では、その理由やハンガーを選ぶポイントを説明してゆきますね。
ハンガーの選び方
おさえるべきポイント
まず大前提として、麻の着物や襦袢を自分で洗って干したいという時は、着物ハンガーが必要です。
今回お話するのは、着物を着た後に干す時のこと。その場合は、たいてい着物を着たあとに数時間から一日。
虫干しをするとしても、数時間。
その場合には、ハンガーにそこまで神経質になる必要はありません。
肩に跡が付かないこと
ビビネコは、これだけおさえていれば大丈夫だと思っています。
それをクリアーしているのがこのふたつの形。
先に挙げたハンガー3種はこれを満たしています。
干す時に問題になりがちな「裾のシワ」。
これに関しては、ハンガーでは無く「干す高さ」の問題です。掛けた時に床に裾が付かなければ大丈夫!
「家に掛ける場所が無い!」という方は、こちら↓↓↓の記事も参考にしてみて下さいね。
ハンガーの比較
一般的なハンガーと、ビビネコが使っているマワハンガーの特徴をまとめてみました。
着物ハンガー | プラスチックハンガー | 針金ハンガー | 木製ハンガー | スポンジハンガー | マワハンガー | |
肩の跡 | 絶対に付かない | 付く | 付く | 気にならない | 付かない | 付かない |
衿のシワ | 付く | 少し付く | 付く | 少し付く | 少し付く | 付かない |
滑りやすさ | そもそも真っすぐなので滑らない | 滑る | 滑る | 滑る | 滑らない | 滑らない |
厚さ | 厚い | 薄い | 超細い | 厚い | 厚い | 跡が付かない程度に薄い |
帯を掛けられる | 掛けられる タイプ有 | 掛けられる | 掛けられる | ものによる | 掛けられない | 掛けられない |
洋服にも使える | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
省スペース | × | 〇 | 〇 | × | × | 〇 |
着物ハンガーは肩の跡うんぬんというより、生地目に合った干し方ができるもの。理にかなったハンガーです。
それに次ぐ、着物を掛けても大丈夫なハンガーは何でしょう。
先ほどの二つのポイントを考慮すると、木製ハンガー、スポンジハンガー、マワハンガーになります。
木製ハンガーは肩の部分に厚みがあるので、跡が付きません。
スポンジハンガーは全体に厚みがあり、柔らかいため、チカラが一点に集中しにくい。
マワハンガーは、厚みはありませんが、アーチ型なので肩に跡はつきません。
あとは、見た目や厚さ、帯を掛けられるかどうかなどで選ぶと良いと思います。
実際にビビネコが持っているマワハンガーとプラスチックハンガーを比較すると、肩の部分はこんな感じになります。
マワハンガー。
プラスチックハンガーはこちら。
ご覧の通り、プラスチックハンガーだと肩の一か所にチカラがかかっていますよね?
マワハンガーは滑らない上にアーチ状なので、肩への負担がありません。
マワハンガーを使うメリット6つ
ビビネコは、家ではマワハンガーを使っています。
マワハンガーは、着物も掛けられますし、洋服の収納にもメリットが沢山なので少し紹介しますね!
マワハンガーとは
マワハンガーとは、ドイツ生まれで現在世界80か国で愛用されているハンガー。
その特徴は厚さが1㎝で省スペースであること。また、ベースがスチールなので丈夫で長持ちします。
滑りにくいアーチ型の形状のため洋服が型崩れしない。またその滑りにくさは何年たっても持続します。国連のSDG’sに賛同し、素材には環境や人体に有害な物質は一切使っていません。
マワハンガーをおすすめする理由
着物もこのハンガーに掛けると、当然ですが着物用のハンガーは不要になります。
余計な買い物をしなくて済むので、コスパ抜群!
着物ハンガーは、出す、仕舞うのに手間がかかります。また横に長くなり取り扱いも面倒!普通のハンガーなら、さっと掛けるだけで場所も取らないのでストレスフリーです。
ちなみにビビネコは長襦袢、コート、羽織をこのハンガーに掛けてクローゼットに保管しています。
この3つ、たたむのが面倒じゃないですか?おまけにたたんだ時のサイズや厚さが微妙で、スペースがもったいない。
ハンガーで保管すると、全部解決します(笑)ただし真似るなら、自己責任でお願いしますね。
そして着物とは無関係ですが、洋服の収納がとってもキレイに整います。
ハンガーを統一すると、見た目の美しさとスッキリ感が半端ないです。
濡れた洋服も掛けられるので、洗濯物を掛けて乾かし、そのままたたまずに収納できるのも最高!
忙しい方にこそ絶対おすすめなのです。
外干しの方はプラスチックのハンガーやピンチが劣化して割れた経験、ありますよね?
マワハンガーはスチールなので、その心配も無く長持ちです。
長襦袢やコート、羽織にも!実際使っての感想
- 今まで10年近く使っていて、着物が型崩れした事は一回も無し
- ハンガーが劣化して着物に影響した事も一回も無し
- 長襦袢、コート、羽織のクローゼット収納はとても便利
- 洗える長襦袢は、このハンガーに掛けて乾かしているが問題無し
ビビネコは10年くらい前に家中全てのハンガーをこれに統一しました。
するとどうでしょう!家も気持ちもスッキリ!
ハンガーを統一したくらいで、こんなにきれいに整うのか!とちょっと驚きますよ。
そして、着物も掛けられるなんて最高すぎる!
余計な荷物が一つでも減ると、思っている以上にストレスが減るものです。
一点だけ残念なのは、帯が掛けられないこと。ビビネコは複数枚干したい時は普通のプラスチックハンガーに掛けますが、一枚だけならラックにそのまま掛けます。
そして長襦袢、コート、羽織をクローゼットに並べておくと、とっても便利なんです!
例えば、
「あ、この着物、そういえば裄が短かったんだ!」➡筒袖の半襦袢をチョイス
「天気予報が変わって、雨が降りそう!」➡雨コートをチョイス
「この着物に羽織だったら、どれが合うかな~」➡数枚試着
たとう紙に入っているものを探すより、ずっと楽ですよ!
ちなみに使っているのは「マワエコノミックシンプルタイプ40cm」。
帯を掛けるものも揃えたい!という方は、「ハンガータイプ」もしくは「ハンガータイプ逆向き」が良いでしょう。
まとめ
以上、着物を干す時に使える普通のハンガーを解説しました。
まとめると、
どれを選ぶかは、好みで大丈夫!
100均で手に入れられるものもありますよ!
そして、ビビネコおすすめのマワハンガー!この気持ち良さ、沢山の人に伝えたい(笑)
もし興味があるかたは、ぜひ!使ってみて下さいね!本当に快適ですよ。毎日テンション上がります!
今すぐ整理整頓すれば、その瞬間から快適な毎日が送れます!
日々のストレスは少しでも少ない方が良い!
これからも有益な情報をお送りしますので、また見に来て下さいね!
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