猫の風邪は人や猫にうつる⁈猫風邪の対処法と感染対策!

猫風邪は人や猫にうつる⁈猫風邪の対処法と感染対策!
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飼っている猫の体調がおかしい!風邪かも…
他にも猫がいるし、赤ちゃんもいる…この風邪って、猫や人にうつるの

こんな風に思った方いらっしゃいませんか?
体調が悪い猫も心配だけど、他の子や人間の方も心配ですよね。

そして本当に風邪なのか、風邪なら風邪でどうしたら良いのか迷う方もいらっしゃいますよね?

今回は、そんな方に向けて、猫風邪の症状や病院にかけるタイミング、飼い主ができる感染予防策などを解説します。ぜひ最後まで見て行って下さいね。

    

猫の風邪は人にはうつらない。人の風邪も猫にはうつらない

猫の風邪は、基本人間にはうつりません。逆に人の風邪も猫にうつることはありません

ただ一つ「クラミジア感染症」は、人畜共通感染症のため目に感染して結膜炎を起こす事があります。手洗い、消毒で予防できます。
人で知られる「性器クラミジア感染症」とは違う種類です。

基本猫の風邪は人にうつらない。人から猫にも、うつらない。

猫同士はうつるので、多頭飼いは集団感染を防ぐ対策をする

多頭飼育の場合、ワクチンを打っていない状態で1匹が感染すると、病原体は家じゅうに広がるため集団感染を起こします

集団感染を防ぐためには、感染中の猫の治療を獣医の指示でしっかりと行い、他の猫と隔離します。

家の中で完全に隔離するのが難しくても、ケージやサークルで管理する事で、病原体への接触を減らす事が出来ます。

詳しく知りたいかたはこちらの記事を参考にしてみてください↓↓↓

多頭飼育で猫が風邪を引いたら、集団感染対策をする

猫風邪の症状は、くしゃみ、鼻水、目ヤニ、よだれ、咳、食欲不振、ぐったりしているなど

人の風邪や鼻炎と同じように、激しいくしゃみを連発します。このくしゃみから他の猫へ感染が広がります

鼻水や鼻づまりも起こります。鼻がふさがっても自分ではかめないのできれいに拭き取ってあげて下さい。

べたべたした目ヤニが沢山出ます。ひどくなると結膜炎になり目がふさがってしまうこともあります。前足でひっきりなしに目をこすっていたら、危険サインです。

カリシウイルスに感染した時は、口内炎でごはんを食べなくなったり、よだれが沢山出たりします。

苦しそうに咳をしたり、えずくような仕草をしたら気管支炎をおこしているかもしれません。

猫風邪の症状
  • くしゃみを連発
  • 鼻水、鼻づまりで口呼吸
  • ベタベタの目ヤニが出る
  • よだれがでる、口内炎ができる
  • 咳をする、呼吸が苦しそう
  • 食欲不振
  • 元気が無い、熱がある

風邪を引いたら早めに受診、飼い主には治せない

体力のある猫なら、自然に治ることもありますが、子猫や高齢猫ではあっという間に悪化します。命を落としたり、治りきらずに蓄膿などの後遺症を残してしまう事もあるので要注意。

人間は自分で判断して薬を飲む事もできますが、猫はひたすら辛いのを我慢するだけ。可哀そうですよね。

かといって人間の薬を自己判断で飲ませるのは大変危険です。逆に死んでしまう可能性もあるので絶対にやめて下さい。必ず動物病院を受診しましょう。

猫には絶対に自己判断で人間の薬は飲ませてはいけない。必ず動物病院へ。

時々、「猫に薬をうまく飲ませられない」という声を聞きます。
もしかしたら、カプセルを使うと成功するかもしれませんよ。
ビビネコ家の猫への薬の飲ませ方の記事はこちら↓↓↓

受診のタイミングは症状が出たらすぐ

飼い主が気が付く程症状が出ている時には、すでに風邪は進行しています。気が付いたらすぐに病院を受診しましょう。

風邪かなと思ったらすぐ受診

猫風邪のウイルスは一年中活動している

ウイルス自体は一年中活動していますが、風邪が流行りやすいのは空気の乾燥している冬。乾燥で猫の粘膜の抵抗力が弱まったり、空気中にウイルスが巻きあげられるからです。

抵抗力の弱い子猫や高齢猫は、季節に関係なくウイルスに感染しやすいのでより一層注意が必要です。

子猫、老猫は一年中、風邪に注意

猫風邪の感染ルートは接触感染と飛沫感染

感染ルートで多いのは、猫風邪に感染している猫となめ合うなどの接触感染がひとつ。

もう一つは、感染した猫のくしゃみや咳で空気中に飛び散った鼻水や唾液、涙や目ヤニに触れて感染する飛沫感染です。

外から飼い主がウイルスを持ち込まないために手洗い、除菌を常に行う

飼い主さんが外で病原菌を手や服に付けてしまい、そのまま家に持ち込んでしまう事があります。そのまま家の猫ちゃんと触れ合ってしまうと感染の恐れが。

外から帰ったら手洗いはもちろん、可能なら衣服も除菌したいところです。

猫のために飼い主が手洗い・衣服の除菌を徹底する

家の中でできる感染予防対策は室内の除菌と加湿

コロナウイルスのまん延で家の中の除菌や感染対策をされている方は多いかもしれません。基本、その対策で良いと思います。

特に除菌をしていない方は、これを機に見直してみてはいかがでしょうか?
また、冬場の乾燥はウイルスを活性化、舞い上がらせ、人・猫両者の粘膜を傷めますので、加湿がおすすめです。

ビビネコ家では、部屋に温湿度計を設置し、常に確認できるようにしてあります。
そして冬場は加湿器で加湿。ここ10年で、風邪で猫が受診したのは1回だけ。
ビビネコが良く行く保護型猫カフェでも、加湿器の導入で風邪の罹患率が劇的に下がっています。
加湿、感染予防におすすめですよ。

冬場は特に、室内の除菌・加湿が超有効

さらに人体にも猫にも悪影響のないタイプの次亜塩素酸水で消毒、除菌、その液でさらに加湿すると環境の感染対策としては完璧です。
通常の塩素系消毒薬は身体に悪影響があるので噴霧しないでくださいね。

こちらは空間除菌もできるタイプの次亜塩素酸水。猫にも安心と明記され、クリニックやペットショップでも使用されている信頼できる商品。

ビビネコ家で多頭飼い中にカリシウイルス感染が発生!その時の対処

ビビネコ家では、現在は2匹ですが2年前までは3匹の猫がいました。
そのうちの1匹が急に食欲不振になり、元気が無い。

よく顔を見ると鼻に小さな潰瘍ができており、急いで動物病院に駆け込みました。診察の時に先生が口を開けると、舌には口内炎が。カリシウイルスに感染していたのです。

うちは完全室内飼いで、猫はもちろん、飼い主も他の猫との接触は一切なし。なのに感染してしまいました。

すぐに治療を開始しましたが、他の猫に感染したら大変。どうしようかと獣医師に相談したところ、とりあえずケージ管理にして、飼い主は手洗いを徹底

さらにお世話をした後、毎回着替えて洗濯は大変なので、病院で使用されている「バイオチャレンジ」を購入しました。そのバイオチャレンジを飼い主が感染猫をお世話したあと、衣服全体にスプレーする。さらに、猫の使うものは時々バイオチャレンジで消毒するを実行しました。

幸い、その後他の猫に感染する事は無く、無事完治しました。
それ以来、ビビネコ家では「バイオチャレンジ」を常備して環境消毒、飼い主の消毒、トイレの消臭に使用しています。

完全室内飼いでも感染のリスクがある

ワクチンは必ず接種しておく

ビビネコ家も子猫の時から、毎年全員ワクチン接種済みです。
ところがビビネコ家の経験からもわかる通り、ワクチンを打っていても感染は完全には防ぎきれません。

しかし、打っていた方が症状は軽く済む可能性が高いですし、感染自体も防ぐことができます。完全室内飼いでも、ワクチンは接種しましょう。

まとめ

以上、猫の風邪は人や猫にうつるのか、また風邪の症状や対処、自宅でできる予防法について解説しました。

猫の風邪は人にはうつらない。人から猫にもうつらない。

猫風邪の症状
  • くしゃみを連発
  • 鼻水、鼻づまりで口呼吸
  • ベタベタの目ヤニが出る
  • よだれがでる、口内炎ができる
  • 咳をする、呼吸が苦しそう
  • 食欲不振
  • 元気が無い、熱がある
猫風邪の対処法
  • 症状が出たら、すぐに動物病院を受診する。人間の薬は絶対に飲ませない。
  • 多頭飼育の場合は、集団感染の予防策をする。
感染予防対策
  • 外から飼い主がウイルスを持ち込まないよう、手洗い、除菌をする。
  • 冬場は特に室内の除菌と加湿をする。
  • 健康な時にワクチンを接種しておく。

猫の風邪をひいて体調が悪そうだと、びっくりしてしまいますよね。おかしいなと思ったら、あまり時間をおかず動物病院にかかり、診察してもらいましょう。

その上で感染させないため、他の子にうつさないようにするため、自宅でできる対策を実践できれば医療費の削減にもなります。

ぜひ今回の記事を参考に、みなさんも感染対策をしてみて下さいね!

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