2匹以上の猫ちゃんを飼っていて、一匹が風邪をひいた!感染症にかかってしまった!
そんな時、どうすれば良いでしょう?
広いお家なら部屋を分けてお世話できますが、そういかない時もありますよね?
今回は、猫ちゃんが風邪をひいたけど、隔離できず同じ部屋でケアする方法について順に解説してゆきたいと思います。
- 部屋を分けられない時は一時的にケージでお世話する
- ケージ内には専用のトイレ、食器、水飲み容器を置き、他の猫のものと分ける
- ウイルスを活性化させないため、室温は25度くらい、湿度は40%以上に保つ
- ウェットフードなどで栄養、水分を充分に与える
- 咳やくしゃみがひどい場合は、ケージごとタオルケットや毛布で囲う
- 早めに動物病院を受診する
- 飼い主はお世話した後の手洗い、服の消毒を徹底して行う
- 家具やカーペットなども可能ならこまめに消毒する
ちなみにビビネコ家に迎えた保護猫に、猫風邪ではなく「トリコモナス症」が見つかった時の治療、ケアの様子を記録した記事はこちら↓↓↓
部屋を分けられない場合はケージで管理
多頭飼いで猫が風邪を引いたり感染症にかかった場合、その子を一時的に隔離した方が良いです。健康体で体力のある子なら問題ありませんが、老猫や子猫は免疫力が低下していて、風邪が命に係わる事もあるため。
しかし、必ずしもお家に部屋がいくつもあるわけでは無いですよね?
そんな時は、ケージや簡易サークルを使いましょう。
動物病院や、猫の保護施設などでも病気になった子はケージでケアしています。
猫同士が直接グルーミングしあったり、咳やくしゃみのしぶきを浴びなければ感染はかなり抑えられます。
使用するケージはあるもので構いませんが、もし新しく買うなら、災害用にもなり普段はたたんで収納できるメッシュサークルや簡易ハウスが便利です。ビビネコ家でも6角形タイプと四角タイプの2つを用意しています。
もし猫ちゃんが気に入ったら、普段からリラックススペースとして使う事もできますよ。
ケージにはその子専用のトイレと食器、水飲み容器を設置する
トイレや食器、水から他の猫ちゃんにうつるといけないので分けます。食器、水飲み容器は普段使っている物をそれぞれ一個、専用としてケージ、サークルに入れましょう。
ある程度の大きさのケージであれば、小さいトイレが入ります。携帯トイレは折り畳みのものが普段は邪魔になりません。
ビビネコ家は災害、緊急時用に2つのこのタイプの携帯トイレを常備しています。
快適にゆっくりと休めるベッドを置く
普段使っているお気に入りのものなど、ゆっくりと休めるベッドやバスタオルなどを敷きます。熱があって震えるようなら、毛布を入れてあげましょう。
室温、湿度を管理する
夏場は厚くなり過ぎない様、冬場は少し室温は高めの25度程度が良いです。
またウイルスの活性化を抑え、部屋にただよわない湿度、40%以上を保つと良いと言われています。
冬場は思ったよりも乾燥していて、人間も猫も風邪をひきやすくなるので湿度には十分気を配りましょう。
栄養と水分を充分取らせる
猫ちゃん自体の抵抗力、体力も大切ですから、栄養、水分を充分にとれるように工夫して下さいね。
水をあまり飲まないようなら、栄養価の高いウェットフードをあげたり、ちゅーるで水分補給するのも良いですよ。
目ヤニや鼻水などもキレイにしてあげる
目ヤニや鼻水が出ていたら早めにきれいに拭き取ってあげて下さい。ウイルスが沢山含まれた目ヤニや鼻水があちこちに付いたりくしゃみで飛んだりすると、風邪のまん延の原因になってしまいます。
拭く時は、ぬるま湯をひたしたティッシュを使ってやさしくきれいにします。その時に皮膚の状態や粘膜に異常が無いかも見ましょう。
カリシウイルスに感染すると、粘膜に潰瘍ができる事もあります。
咳やくしゃみが飛び散るようなら、タオルケットでケージを囲う
ケージやサークルの中でも咳やくしゃみがひどいなら、他の子にうつらないようにケージ・サークルの上からタオルケットや毛布をかけましょう。そうしておけば、タオルケットでしぶきがさえぎられますし、汚れたら簡単に外して洗えます。
前面側だけ開けて様子を見たりお世話したりします。前面には他の子が近寄れないように囲いやバリケードをすると尚よいですね。
風邪が治ったら、タオルケットは洗濯、ケージやサークルは消毒して片付けましょう。
よく状態を見て、悪化するようなら早めに病院に相談
まめに体調を確認して、悪化するようなら早めに病院に再診しましょう。夜間など、対応してもらえない事もあるので、早め早めに対処する事が大切です。
飼い主は、ケアをしたあと必ず手洗い、消毒
飼い主さんの手から感染することもよくあります。風邪の子のお世話をした後は、面倒でも毎回必ず手洗い、消毒をしましょう。
食器や水飲み容器は、毎回、毎日洗剤で洗い、しっかり水ですすいで使って下さいね。
多頭飼いで猫が風邪をひいた時はすぐに病院へ
早めに病院へ行き、早く治してしまう
風邪だなと思ったら、まずは早めに病院へ。その時に、咳やくしゃみの様子をスマホの動画に撮っておくと診察、診断がスムーズですよ。
病院で注射など処置をされると思いますが、もし飲み薬を処方された場合は、薬は必ず飲ませて下さいね。この薬をちゃんと飲ませられるかどうかで、病気の治り方が変わります。
猫へのカプセルを使った薬の飲ませ方という記事も書いていますので、上手く飲ませられない方、吐き出しで困っている方は参考にどうぞ。
子猫は命にかかわるので、すぐに受診する
子猫の場合、ちょっとした風邪でも命に関わることがあるので、特に早めに受診しましょう。普段からかかりつけの病院があると、電話での相談ができて安心です。
健康な時にワクチンを打っておく
体調が良く、健康な時にワクチンを打っておきましょう。
ワクチンを打てば絶対にその病気にかからないという訳ではありませんが、かかっても症状が軽く済み、命を落とす危険性が低くなります。
風邪をひかせない、他の猫にうつさないために飼い主ができる事
冬場は乾燥すると風邪をひきやすい。加湿器を用意しておこう
人間のインフルエンザや風邪もウイルスが原因で感染しますが、猫も同じように猫風邪のウイルスが感染の原因です。なので、ウイルスが増殖しにくい、部屋の中でただよいにくい状態にすると、感染リスクが下がります。
詳細を知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓↓
夏場は室温も湿度も高いので不要ですが、冬場は暖かく、湿度も高めにコントロールしましょう。ビビネコ家も、猫が風邪をひきやすかったので冬は加湿器を使用しています。
すると、くしゃみをする頻度が非常に少なくなり、その効果を実感しています。
ビビネコ家で使用している加湿器は象印の加熱式加湿器ですが、最新の加湿器は非常に優秀!
こちらの加湿器が機能的にも、安全性からもおすすめです。
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- 熱すぎない蒸気でやけどの心配なし
- フィルターが無く掃除・交換不要
- ヒーターとUVライトのダブル除菌対策で、蒸気に雑菌が混ざらない
- 静かでおしゃれ
ビビネコ家は環境と飼い主の消毒にバイオチャレンジを使っている
ウイルスがあちこちに付いてしまうと、感染が広がってしまいます。できれば消毒するのが望ましい。そんな時に良いのがバイオチャレンジです。
ビビネコが最初に使い始めたのは約10年前。猫がカリシウイルスに感染してしまった時です。この時すでに2匹の猫が居たので、もう1匹に感染するのを抑えるために使い始めました。
その時かかりつけにしていた動物病院の獣医さんに「飼い主の服などにウイルスが付いていたらどうしようか」と相談したところ、服にも、ケージにも、おもちゃにもスプレーして大丈夫、猫や犬にも影響ないし、病院内の消毒にもバイオチャレンジを使っているとのことでした。
普通の塩素系漂白剤では、色柄ものには掛けられませんし、人間の肌にも、猫の肌にも良くありませんよね?でもバイオチャレンジは漂白作用はごくわずかで、人間でも猫でも肌への刺激はありません。
このバイオチャレンジを、ソファー、じゅうたん、猫ベッド、おもちゃ、ケージ、ケアした後の飼い主の服と、すぐに洗えない物にスプレーして自然乾燥すれば、消毒完了なので簡単で安心です。
今はほとんど風邪をひかないのですが、トイレの消臭に良いので継続して使っています。
まとめ
- 部屋を分けられない時は一時的にケージでお世話する
- ケージ内には専用のトイレ、食器、水飲み容器を置き、他の猫のものと分ける
- ウイルスを活性化させないため、室温は25度くらい、湿度は40%以上に保つ
- ウェットフードなどで栄養、水分を充分に与える
- 咳やくしゃみがひどい場合は、ケージごとタオルケットや毛布で囲う
- 早めに動物病院を受診する
- 飼い主はお世話した後の手洗い、服の消毒を徹底して行う
- 家具やカーペットなども可能ならこまめに消毒する
いかがでしたか?複数の猫ちゃんを飼っていると、お世話が大変な時ありますよね。
でも猫ちゃんは自分で体調の悪さを訴える事が出来ませんし、他の猫ちゃんも自分で対策をするのは不可能です。全ては飼い主さん次第。
可愛い猫ちゃんのため、できる事は普段から対策しておきましょう!消毒や室温、湿度の調節は人間の風邪予防にも効果的ですし、医療費の節約にもなりますよ。
ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さいね。
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