- 薬を飲ませようとすると暴れてしまう。
- 口に入れても吐き出す、泡を吹くので怖くて続けられない。
- ごはんに混ぜても薬だけ残す。
こんな経験、ありませんか?ビビネコ家でも最初は苦戦の連続でした。後から乾いた薬のミイラを発見したことも…。薬の種類によっては泡を吹いてしまい、「こんな思いをさせてまで飲ませるべきか」と悩んだこともあります。
そんなとき、獣医さんから教えてもらったのがカプセルを使う方法です。
試してみると、これまでの悩みがほぼ解決。猫も飼い主も、薬の時間がずっとラクになりました。この記事では、カプセルを使うメリットと具体的な飲ませ方をわかりやすく紹介します。ぜひ最後までご覧ください!
カプセルをおすすめする6つの理由

① 味もニオイも感じさせない
カプセルに入れると、薬の味やニオイを完全にカットできます。カプセルはゼラチン製で無味無臭。猫に有害な成分は含まれていません。
苦みで吐き出していた薬も、カプセルに入れると抵抗なく飲めるようになります。口の中に残らないため、「薬=嫌なもの」という記憶もつきにくくなります。

② 泡を吹かなくなる
薬を飲ませたとき、口から泡がブクブク…という経験はありませんか?あれは、苦みを感じた猫が口から吐き出そうと、大量のヨダレを出しているからです。
カプセルで味を隠してしまえば、そもそも苦みを感じないので泡を吹きません。「体に良くなってほしいけど、苦しい思いはさせたくない」という葛藤も解消されます。
③ 一人でも飲ませられる
「うちの子は暴れるから、誰かに押さえてもらわないと無理…」という方も大丈夫です。
カプセルはツルンと喉の奥に入るため、口を押さえる時間が短くて済みます。足で猫を固定するコツさえつかめば、一人でも十分に対応できます。

④ 吐き出しが圧倒的に減る
猫は器用に薬だけ出しますよね。時間差で出てくることも。カプセルは表面が滑らかで飲み込みやすく、吐き出しが格段に減ります。
ただし、乾いたままのカプセルは口やのどに貼り付くことがあります。飲ませる直前に水でしっかり濡らすと貼り付かず、スムーズに飲み込めます。
⑤ 素早く終わるので、猫への負担が少ない
猫は嫌なことを察知すると逃げます。逃げる→捕まえる→苦いものを飲まされる→嫌な記憶→次回はさらに全力で抵抗…という悪循環に陥りがちです。
カプセルで素早く終わらせられれば、この悪循環を断ち切れます。「薬の時間=大事件」にならなくなると、猫も少しずつ慣れてくれますよ。

⑥ きちんと飲めるから、病気が改善しやすい
どんなに良い薬でも、飲めなければ効果はゼロです。薬の効果を最大限に発揮させるためにも、確実に飲ませることが大切です。猫は説得できません。飼い主の工夫がそのまま猫の回復につながります。
薬の形状別:カプセルへの入れ方
錠剤の場合
小さい錠剤はそのままカプセルへ。大きくて入らない場合は、半分や1/4に割って入れましょう。錠剤の表面に割り線(スジ)があれば割って大丈夫ですが、不安なときは獣医さんに確認を。
粉薬の場合
静電気で入れにくいことがあります。少量の水で練ってからカプセルに詰めると入れやすいです。錠剤に処方を変えてもらえないか獣医さんに相談するのも一つの手です。

液体薬の場合
意外かもしれませんが、液体薬もカプセルに入れられます。スポイトで指示量を取り、カプセルに入れてふたをするだけ。量が多い場合は2個に分けます。錠剤と液体を同じカプセルに入れることもできます。
「入れたらカプセルが溶けるのでは?」と思いますよね。実は大丈夫で、入れた後4〜5時間放置してもカプセルの形を保ちます。
ただし、飲ませるのに失敗して猫の唾液に触れると、ゼラチンが溶けてグニャグニャになります。そうなったらすぐに新しいカプセルで2回戦へ!

カプセルのサイズの選び方
小さいほど飲みやすいですが、薬が入らなければ意味がありません。おすすめは松屋の「HFカプセル」。数字が大きいほど小さいサイズで、猫には最大でも0号まで。はじめてなら2号か1号がおすすめです。
錠剤を入れてカプセルが少しゆがんでも問題ありません。滑りを良くするのが目的なので、形にこだわる必要はありません。液体も一緒に入れる場合は、ゆがんだ箇所からの液漏れだけ注意してください。
実践!薬をカプセルに入れる様子
ビビネコ家には皮膚炎の治療で「アトピカ(液体)」を定期的に飲んでいる子がいます。飲んだ後の吐き気を抑えるために「セレニア(錠剤)」も一緒にカプセルに入れています。その準備の様子をご紹介します。

カプセル・錠剤・アトピカ(液体)を用意します

カプセルを開け、錠剤を先に入れます

シリンジでアトピカ液を定量取ります

錠剤の入ったカプセルにゆっくり注入します

入りました!

ふたをして

完成!このまま数時間置いても大丈夫です。

あたちが飲まされます(我が家のチーちゃん)
飲ませ方とコツ
- カプセルに薬を入れ、小皿に水を用意して猫の近くに置く。
- カプセルを持ち、さりげなく猫に近づく。
- 猫の後ろから覆いかぶさるように、両腕・お腹・両脚で包むように固定する。太ももで両側から挟むと安定しやすく、足先を閉じると後ろへの逃げも防げる。
- カプセルを小皿の水にまんべんなく浸す(必須!)。中指と親指でカプセルを持つ。
- 反対の手で頭を上から持ち、口角〜上あごを親指と中指で持ち上げる。
- カプセルを持った手の薬指で下あごを開き、開いた瞬間に喉の奥へカプセルを入れ、素早く口を閉じる。最後に中指でカプセルを奥へ軽く押すと確実。(入れ方が浅いと舌で押し出したり、噛んでしまいます)
- ペロッと舌なめずりしたら飲み込めたサインです。
- たくさん褒めて、ご褒美をあげましょう!
- 濡らしたカプセルは滑りやすいので、しっかり持ちましょう。
- 口に入れる際、猫の歯が当たってケガをする場合があります。難しい場合は、投薬補助具(カプセルポン・ピルガン)の使用も検討してみてください。
まとめ
猫への投薬にカプセルを使う理由と実践法をご紹介しました。
大切な猫に長く健康でいてもらうために、飼い主としてできることはしてあげたいですよね。カプセルをうまく活用して、猫も飼い主もストレスの少ない投薬タイムを作っていきましょう。
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