【おすすめ帯枕】帯枕選びのポイント7選とその理由!

おすすめ帯枕!帯枕選びのポイント7選とその理由! 着物
本記事には広告が含まれています。

「着物を着たいけど、帯枕って何?全員必要なの?」
「沢山あって、どれが良いか分からない!」

こんな方いらっしゃいませんか?今回の記事はそんな方のための記事です。
この記事を読むだけで、帯枕の役割、選ぶ時のポイント、おすすめの帯枕が分かり、自分に最適な帯枕を選ぶことができるようになりますよ。ぜひ最後までチェックして下さいね。

    

帯枕(おびまくら)とは?

皆さん着物の帯結びというと、一度は見たことがあるであろうお太鼓結び。
帯枕とは、着物を着て帯をお太鼓に結ぶ時に、背中部分のお太鼓の中に入れて形を整えるための和装小物です。

通常、枕を帯の中に当て、身体の前に紐を回して胸下で結んで固定。その上に帯揚げをかぶせて整えます。表からは見えないのですが、帯枕によってお太鼓の仕上がりが変わってくるため大切な着付け道具と言えます。

帯結びによっては不要なことも

お太鼓結びには必須

先ほど述べたように、帯をお太鼓結びにする時に必須となります。また、お太鼓結びの変形である振袖の帯結びにも使用します。着付け教室などに通う場合は、ほぼお太鼓結びを習うと思いますので、必須と言ってよいでしょう。

兵児帯(へこおび)、基本の半幅帯結び、銀座結びには不要

浴衣や普段着としての着物を着る時、お太鼓を結ばない時がありますね。
例として兵児帯(へこおび)を使ったリボン結びや、半幅帯の文庫結び、そして銀座結びでは帯枕は不要です。(銀座結び用に細い帯枕が販売されていますが、無くても結べます)

帯枕選びのポイント

帯枕は沢山の種類が販売されています。しかし価格だけで選ぶと使い勝手が悪く、後々買い直す事にもなります。ある程度違いを知った上でお買い物をしましょう。

車の運転、観劇には柔らかさを重視

運転するとき、観劇の時は枕自体が柔らかいものを選ぶのがおすすめです。
どうしても運転する時や観劇の時には、背もたれに体重がかかりますよね。短時間なら気になりませんし、そもそもよりかからず背筋を伸ばして座るのが美しいのですが、運転はそうはいきません。

長時間背もたれに寄りかかっていると、硬い帯枕は背中に当たって痛くなってきます。ネット通販では硬さを確認できないので、注意が必要です。

簡単、きれいな着付けには長さがポイント

短いものは、後ろから見た時に帯の端が少し落ちるので、丸みを帯びて柔らかい印象になります。
しかし、着付けの時に帯枕と帯を一緒に持ち、平行を保ちながら背中に乗せるのが以外に難しいです。

中心がズレたり、帯の上のラインが傾いたりしやすいので注意しましょう。
その点長い帯枕は、中心を合わせるのも帯と一緒に持つのも比較的楽なので、着付けに慣れていなくても早くきれいに結べます。

TPOを考慮するなら高さ、厚みにこだわる

一般的にはフォーマルでは高めのお太鼓に、カジュアルでは低めのお太鼓に結ぶと言われています。

年齢では、ご年配になるほど低め・薄めのものを使い、お若い方は高め、厚めの帯枕で結ぶとよりきれいです。カジュアルではさほど気にせず結んで大丈夫です。

着付けが苦しくなりがちな人は、紐の幅と伸縮性を重視

どんな風に着つけても苦しくもないし、痛くもないという方は、紐は何でも大丈夫です。

一方、紐の食い込みが苦しい、痛くてつらいという方は、幅の広い紐を使ったものや枕がガーゼでくるまれ、そのガーゼがそのまま幅広のひも状になったものを選びましょう。
紐が細いと食い込み、痛みの原因になります。また、紐自体に適度な伸縮性があるものは、より楽に過ごせます

暑がりさんは素材にこだわる

暑い地域にお住まいの方、暑がりで少しでも涼しくしたい方は、枕、紐の素材にこだわると良いでしょう。 
ウレタン、発砲スチロール、木毛芯は熱がこもり暑いです。また、通気性も無いので蒸れます。
へちま、メッシュ素材のものが涼しく蒸れないので断然おすすめです。紐は麻素材が最も涼しいです。
早速天然へちまの帯枕を見てみる↓↓↓

汗っかきさん、頻繁に着る人は洗濯できるかどうかもチェック

着ている時に帯枕まで直接汗が染みることはまずありませんが、着るたびに枕も紐もさわりますので、結構汚れます。
ガーゼでくるまれているタイプは、ものによってはガーゼが貼り付けてあるものもあるので注意しましょう。
最近は帯枕ごとネットに入れて洗濯機で丸洗いできるものもあります。頻繁に着る方はその方が気持ちよく着られますね。
ガーゼを外してそれだけ洗濯、乾いたらアイロンかけてもう一回入れて…、その手間も省けますよ。

便利機能、向きを変えて使えるか

上下逆さまにする事でお太鼓の形を変えられる2Wayのものがあります。
帯枕の長さが上下で異なっているタイプです。これだと、長い方を上にすれば四角いお太鼓に、短い方を上にすれば丸みを帯びたお太鼓にできるので、お得ですね。
早速2Wayの帯枕を見てみる↓↓

番外編

帯枕が下がる時の対処法

「帯枕とお太鼓が下がってきて困る」
こんな時は、胴に帯を二重に巻いた後、背中と帯の間に上からハンドタオルを丸めて挟んでみて下さい。すると、帯枕を背中に乗せた時にハンドタオルの厚みに引っかかり、落ちなくなります。
特別な道具はいりません。

とりあえず代用で乗り切るなら

何かの理由で帯枕が無い時はどうするか。

薄手のタオルを長い方を2つ折り、さらに2つ折り、横に向きを変えて端から均一にクルクル丸めます。サラシや手ぬぐいなど長さ130~140㎝の薄い布の真ん中に置き、くるんで代用。

ハンドタオル2枚を重ねて3つ折り、同じようにくるんで使用。

③タオルを丸める、ハンドタオルを三つ折りにする時に、腰ひも一本を中心に巻き込む。
この時、安定しない様なら、大き目に安全ピンで止めるか、薄いハンカチで巻いても良いでしょう。

結局買うならどれか?おすすめ帯枕

ビビネコは一番最初、子供のころに親が買ってくれていた物を使っていました。よくある、軽いスチロールの硬いタイプです。
しかし、運転中背中が痛いのと、夏場の蒸れに耐えられず「たかはし着物工房の空芯才」を購入。痛みと蒸れから解放され、そればかり使っています。また、紐が適度に伸縮するので、しっかり固定できるのに苦しくなりませんよ。柔らかい、蒸れない、汚れたら洗濯機で丸洗いできて最高です。間違いなく、最強の帯枕です。


また最近は、「きもの都粋のひみつの帯枕」も試しました。
こちらも丸洗いできて柔らかめ、メッシュのため暑くなく使い心地が良いです。上下の長さが違うので、丸いみを帯びたお太鼓とピシッと四角いお太鼓の2Wayで使えるのも工夫されていますね。紐は伸縮しませんが、薄く涼しい素材なのは高評価でした。

ふたつを並べてみると、ちょっとだけ大きさが違います。
上がたかはし着物工房の空芯才Dx、下がきもの都粋の帯枕。たかはし着物工房のほうが柔らかく小さめでちょっと薄いですね。

まとめ

帯枕選びのポイント
  • 車の運転、観劇には柔らかさを重視
  • 簡単、きれいな着付けには長さがポイント
  • TPOを考慮するなら高さ、厚みにこだわる
  • 着付けが苦しくなりがちな人は紐の幅、伸縮性を重視
  • 暑がりさんは素材にこだわる
  • 汗っかきさん、頻繁に着る人は洗濯できるかどうか
  • 便利機能、向きを変えて使えるか

一度買うと、そうそう買い替える事の無い帯枕。だからこそ、買う時は後悔しない様、是非こだわって選んで下さいね。
以外かもしれませんが、帯枕、着付けには重要アイテムなんです!少しくらい高くても、長い期間快適に使えるならお得だとビビネコは考えます。
快適、キレイなお着物ライフのために、しっかり選んで最終的にコスパの良いお買い物をしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました