【着物汗対策】超おすすめ!たかはし着物工房くノ一麻子 徹底レビュー

着物
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「夏にも着物を着たいけど、汗対策ってどうすればいい?」
たかはし着物工房のくノ一麻子が良いって聞くけど、高いし失敗したくない…。」

今回はそんな方に読んでもらいたい記事です。
結論から言うと、たかはし着物工房のくノ一麻子はとても良い商品で、オススメです。

ただ、やはりこの商品が向いている方、そうでない方もいらっしゃいます。この記事ではそこも含め、くノ一麻子の使い心地を良い面、悪い面を忖度無しに徹底レビューします!

表千家茶道講師で週に1~2回着物を着る生活を10年以上継続しているビビネコが皆さんの疑問を解決します!

「たかはしきもの工房」補整肌着くノ一麻子/こまものやオンラインショップ七緒

    

夏に正絹の着物を着るなら、汗対策は必須

夏場の着物を着る時、注意しなければならない事の一つに汗対策があります。
正絹の着物に汗がついたまま保管すると、時間がたってから黄色い汗じみが浮かび上がってくるのです。
この汗は、一度ついてしまうと普通のクリーニングでは落とせず、汗抜きのクリーニングが必要になり、お金が余計にかかってしまいます。
かといって、この蒸し暑い日本で夏に汗をかかずに着物を着るなど不可能…。でも最近は汗対策として機能的な肌着が発売されています。

代表的なものが「あしべ織り汗取り肌着」と「たかはし着物工房の肌着」でしょうか。
たかはし着物工房からは、数種類の肌着が販売されていますが、その中でも今回はビビネコが10年近く愛用している「くノ一麻子」について、詳しく見てゆきたいと思います。

くノ一麻子のおすすめポイント

着物を汗から守ってくれる

背中、脇の下部分には防水布がついています。そのため、汗をしっかり吸った上で汗じみができるのを防いでくれます。防水布が付いていますが、今まで使っていて蒸れは感じません

補正効果が高い

胸からお腹、腰に麻わたが入っているため、補正効果が高いです。
上半身が華奢で、補正が必要な方もこれ一つでしっかりカバーできます。

また、腰部分には補正が足りない時用に内ポケットが付いているため、タオルを入れる事ができます。タオルがずり下がる心配が要りませんし、タオルを押さえる紐なども不要で便利です。

洗濯機で丸洗いできる

洗濯機で丸洗いできる所が最高に使いやすいです。大量に汗を吸った肌着は、毎回洗いたいですよね。でも、手洗いって結構面倒くさい…。

麻子はそのまま洗濯機に入れても、心配なら洗濯ネットに入れてもOKです。ビビネコはネットに入れて、普通の洗濯洗剤でガラガラ洗っちゃいます。
ネットに入れるのは、擦り切れと、麻わたの偏りが起こってしまうのを防ぎたいためです。

厚さの割に暑くない

麻わたが入っていて厚みがあるので、熱がこもるのかと思いますよね。しかし中の詰め物が麻なためか、さほど暑さを感じません
さすがに涼しいとは言いませんが、他の素材を使っているものよりは暑さが抑えられています。

思ったより丈夫

ビビネコは先ほどの洗濯方法で週一回10年弱使用していますが、いまだに普通に使えています。
頻繁に洗濯できるためか、特に変色も無く、白くキレイです。

定期的に、「オキシクリーン」や「ワイドハイタープロ(粉末タイプ)」を使うとキレイが長持ちしますよ。

肌がかぶれにくい

ビビネコは汗で肌がかぶれやすいです。
麻子を使うまでは、綿の肌襦袢+着物ブラを使用していました。すると、汗を吸った肌着がずっと肌にあたっているため、真っ赤になってかぶれ、ひどいかゆみが続きました。

それでも着物を着なければいけないため、何か良い方法が無いか検索。そこでくノ一麻子を見つけ使い始めました。
すると吸った汗が肌に貼り付かないためか、かぶれ、かゆみが無くなったのです。麻子自体に補正効果があるので、思い切ってブラ無しで麻子だけにしたのも良かったかもしれません。

小さいサイズがある

あしべの汗とり肌着を最近購入して使ってみたのですが、この製品にはSサイズがありません。そして、付属の紐を使おうとすると、身頃(みごろ)つまり胴体の部分がブカブカになってしまうのです。
これでは困るので、付属の紐を使わず、深く合わせて別紐で押さえて着ています。

その点麻子はSサイズからの展開で、さらに、体に密着させるように紐で固定するタイプなので、生地が余って困るという事はありません

礼装から浴衣まで幅広く使える

あくまで肌着として使用すれば、礼装から浴衣まで使えます。一枚でキレイに補正できるので、良いものを少ない枚数で揃えたい方には強くオススメします。

くノ一麻子、イマイチの点

価格が非常に高い

これが一番のネックですね(笑)。肌着に2万円はなかなか勇気が要ります。
ビビネコも、最初に購入した時は一週間以上悩みました。でも、使ってみて納得。

「もう、これ最高!」となり、2日間つづけて着物を着る時のために追加購入しました。今は2枚で快適に着物ライフを送っています。

厚さがあるので、洗濯後乾きにくい

洗濯機で丸洗いできるのはとても良いのですが、少し厚みがあるのでやはり乾くのに少し時間がかかります。真夏の炎天下ならすぐに乾くかもしれませんが、乾燥機はやめた方無難です。乾燥機にかけて、もし綿が偏ってしまったら大変です。

補正の必要が無い人には分厚い

普段から補正が要らないという方には、汗取りとしては優秀ですが厚すぎるかもしれません。
この場合は、あしべの汗取りが薄手で使いやすいと思います。

うそつき衿、袖を使う方法は人により今一つ

麻子には、袖にマジックテープで「うそつき袖」を付けられるタイプがあります。(注文時にマジックテープ付を選べる)
この袖と、美容衿と言って衿に紐がついたものを合わせると、長襦袢無しで着物を着る事ができます。

ビビネコもこれにチャレンジしてみた事があるのですが、茶道など着物を着たまま長時間過ごしたり、作業をしたりという場合にはあまり向いていない気がしました。

身頃と衿が繋がっていない状態になるため、衣紋抜きをひいて直す事はできても、あまり衿が安定しません。

保管に場所をとる

麻子は補正効果に優れているため、厚さがあります。あしべの肌着と比較してみました。
仕舞いやすいように、同様にたたんで横から見た時の厚さがはっきりわかると思います。

しかし、これ一枚で他の補正肌着を持つ必要が無くなるので、最終的には同じ事かもしれませんね。

↓↓↓ 左が「あしべの汗取り肌着」、右が「くノ一麻子」

くノ一麻子と合わせて使うなら

季節に合った長襦袢

麻子自体は、オールシーズン使用できます。
厚みはありますが、使用しているのが「麻わた」なため、夏でも暑すぎず、冬に使用しても寒くはありません。
なので、夏であれば「絽の長襦袢」や「麻の長襦袢」、冬であれば「袷の長襦袢」を着てしまえば良い事になります。

満点ガードル裾除け+半襦袢

普通の長襦袢ではなく、裾除けと半襦袢を着る方法もあります。
茶道は正座をしますが、膝裏からもも裏にかけて結構汗をかきます。この汗と体温で、着物はシワシワになるし、汗は付くしで、悩ましい所。

また、生理の時は着物を汚すのではと気が気では無い時、ありますよね。その時は、たかはし着物工房の「満点ガードル裾除け」プラス半襦袢が良いと思います。
この裾除けは、臀部からすそまで防水布が付いているので、汗も血液も通しません。なので、着物が汗と熱でシワになる事も、血液が付いてしまう心配もまったく無くなります。

ステテコ

麻子に合わせて、綿や麻のステテコを履くとより快適です。足の汗を吸ってくれるので、太ももの間がべたつかなくなりますし、長襦袢が足に張り付いてすそさばきが悪くなるのを防いでくれます。

着物ブラ

胸が大きく、そのまま麻子だけを着ると衿が着崩れやすい方は、着物ブラで押さえるとよりキレイに着られます。

その他、初心者さんにもおすすめな着物関係のグッズを紹介した記事はこちら↓↓↓

まとめ

いかがでしたでしょうか?夏場の着物は、本人が暑くても周りからはとても涼しげに、美しく見えるものです。せっかく着物を着るなら、そんな風に素敵に着こなしたいですよね。
そんな時、くノ一麻子は非常に使い勝手が良いアイテムだと思います。夏に正絹の着物を着るならとてもおすすめ

暑い時は何を着ても暑いし、絶対に汗をかきます。大切なのは着物に汗を付けない事。汗をつけてしまったら、汗取りクリーニングに出すのは必須ですよ。
ぜひよく考えて、皆さんに合う、長く使える商品を手に入れて下さいね。

詳しく見たい方はこちら↓↓↓

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